お母さんにお勧めのアドラー心理学の本。国際女性の日のミラノより。
3/8、国際女性の日を祝って、すべての女性に…
おめでとうございます!💛
この日は、街中に春の香りのするミモザの花が溢れる日です。イタリアでは、男性が女性にミモザの花を送る習慣があります。ちなみに、ミモザの花言葉は、豊かな感受性、謙虚さ、女性らしさだそうです。
そんな中、ミラノでは学校も再び、閉じられました。
北イタリアを中心にイギリスの変異ウイルスによるクラスターが学校でも多発しているのです。ですから、再度の封鎖(ロックダウン)も仕方がありません。
私たちの学校でも、今日からオンラインレッスンを開始しています。私たち教師も、去年の秋にコンピューターのスキルアップのため、ITのコースを受けていたので、今回二度目ということもあり、比較的、スムーズに進んでいます。 でも、学校での対面の授業は、いつ再開できるか分からず、まるで見通しが立たない状況です。
しかし、こうなった以上は、黙って受け入れるしかありません。自らも自分自身や家族を守りながら、学校の子どもたちやその家族を支えるために、ここから心を注いでいきたいと思っています。
さて、今日のブログでは、アドラー心理学の子育ての本を紹介したいと思います。私の主催するオンラインサロンでも、個人セッションでもっと本や絵本を紹介してほしいという声が上がっているので、ちょうどタイムリーだと思いました。
私自身、アドラーの考えには共感することが多く、深く知れば知るほどモンテッソーリとの関係があることも分かります。学校でもお母さま方にもお勧めしていますし、 個人的にもとても興味深いと思っています。
アドラー流子育てベーシックブック《子どもの行動はコミュニケーション!》
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アメリカで30年以上、教えられてきたアドラー心理学に基づく子育てのコースで、テキストとして使われてきたものが遂に和訳されて、書籍化しました。
この本の狙いは、ふたつ。まず、家族の関係をより温かくて親密なものにすること。そして、日々、子どもと向き合う上で親が戸惑ったり、行き詰まりや葛藤を感じたときに、立ち止まり子育ての本来の目的を思い出してもらうこと、です。
子どもの行動は、すべて「子どもから発せられるコミュニケーション」という考え方がベースになっています。言語化だけではないんですね。
子どもとの信頼関係を築くコミュニケーション方法や、語りかけ。子育てが終わってからも、生涯ずっと続く良い親子関係を築いていく方法について、とても参考になると思います。
ちなみに、この本の著者のキャサリン・J・ボルスさんは、インターナショナル・ネットワーク・フォー・チルドレン&ファミリーの創始者です。アメリカでは、モンテッソーリ教育を推進するモンテッソーリ財団の理事長でもあります。
子育てって答えは一つではないんですね。手探りでも、自分なりの答えやペースを探していくプロセスが大事なのだと感じます。今日も明日も明後日も… 、心を込めて邁進するお母さまの背中を優しくそっと押してくれる一冊です。興味のある方は是非、手に取ってみてくださいね。
✨✨お知らせ✨✨
今月の20日に予定している大橋マキさんとのオンライン対談「ホリスティック x モンテッソーリ教育」では、更に子どもたちの感覚や記憶の洗練について、ホリステイックな視点からモンテッソーリ教育を見つめ、「五感をフルに使って自分自身を創造する子どもたちにいかに寄り添うか?」という内容で、より深いところからモンテッソーリメソッドの本質を分かち合います。どうぞ、お楽しみに!案内ページはこちら