初夏に向けて:自然界のマテリアーレ

今年のミラノは、例年よりも5月が寒くて、冬に逆戻り。6月になり、夏至を過ぎた辺りから、今度は、一気に暑い夏が押し寄せてきました。

今日は、初夏の花開く季節の思い出をシェアします。地中海気候のイタリアでは、6月は花開く輝かしい季節です。私も毎朝、野生の草花をつまんでクラスの自然のコーナーに持ち寄りました。

虫眼鏡で葉っぱを眺める子どもの目は、真剣そのもの。朝の並木道にも、学校のお庭にも、自然のお恵みはあります。我が家の小さなテラスのハーブ類も次々と開花して、多くの喜びをもたらしてくれました。

日常生活のお仕事は、自然からアイデアを得ることが多い。道端の勿忘草やポッピーがお花を生けるというお仕事になり、バラの花びらは色彩感覚の探求になります。

春に学校のお庭に子どもたちと植えたストロベリーやバジル、ローズマリー、ミントの葉っぱもたくさん茂って、よい香り。私たちの学校では、ミントウオーターが定番でした。

子どもたちは、お庭でバラの花びらを拾ったり、ミントでハーブウオーターを作ったり、感覚を使って探求する喜びを実感する度にクラスでのお仕事も完成度を高めていきました。

感覚と五感を研ぎ済ませるために必要なのは、自然でしょう。そして、子どもの中の自然を尊重すること。季節の移ろいは、それぞれの季節に美しさがあり、調和があることを教えてくれます。

日本と同じく四季のあるイタリアも私にとっては、第二の故郷です。皆さんの街には、どんな花が咲いていますか?

イタリアには、梅雨がありません。子どもの頃の記憶ですが、日本のしとしと降り注ぐ雨の音や匂い、湿度のある空気、きれいな藤色の紫陽花にかたつむりが乗っている景色が懐かしく思い出されます。

学年末は、イタリアではバカンスへ向けてのラストスパートです。一年の総まとめの一番エネルギーのいるハードな時期でもあります。大人も子どももちょっと疲れを感じる季節なのです。
こんな時期には、日常生活のお仕事はお庭と直結します。摘んだハーブでお庭にセンソリアルなコーナーも作ってみたり。

最後の1週間は、モンテッソーリ教具を子どもたちと一緒に磨きあげます。これも立派な日常生活のお仕事です。こうやって長い一年を締めくくるのです。教師にも二ヶ月のバカンスが待っています!

 

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