コロナの規制がほぼ解かれた2022年イタリアの夏

朝食ミラノより、こんにちは。最後のイースターの記事からあっという間に月日が過ご去ってしまい、こちらはもう既に夏のバカンスを迎えています。ここ数日は北イタリアでも、アフリカからの熱風が押し寄せて、猛暑日が続いています。皆さんの地域はいかかがですか?

イタリアもコロナの影響はまだ相変わらずですが、以前に比べてEU圏外への出国や入国も緩和されているので、観光客もかなり戻って来ています。欧州のあらゆる飛行場では、混乱やキャンセルが続いているようですが、三年前のように何も規制のない夏を迎えています。

噴水
ミラノ市内では、節水のため噴水の水が止まっています。

ミラノでも毎日日差しが強いので、夜は21時過ぎまで明るく何とも陽気で開放的な気分になります。バカンスは、私たち大人にも、子どもにも貴重なリセットの時間です。

子どもの仕事というのは、愛にあふれていますが、常に与える立場にあるので自分に与えるための時間をさく必要があるのです。一生懸命働いた9か月の後は、こころも身体も休ませる必要を感じて、今はゆっくり家族や友人たちと価値あるクオリティータイムを過ごしています。

パンデミック危機に始まり、未だに終わらぬ戦争、天然ガスやエネルギーの問題、そして、物価上昇によるインフレ、食糧危機に温暖化(森林の火災や降水量減少による干ばつ)。欧州では、未だかつてなかったレベルでの自然災害が増えています。

本当に明日が予測できない時代になりました。何があってもおかしくないし、当たり前はもう当たり前ではない。私たちは常に今を大切に、日々起こることの出会いや出来事を受け入れて、感謝の気持ちを忘れずにいたいなと思います。そして、誰もが向き合うべき現実への適応と調整を繰り返して、明日に備えていくしかありません。

ここ三年で培ったレジリエンスをしなやかさに変容させて、どんなときも希望を失わずにいられたら。私は子どもの頃から逆境に強く、芯の強い子どもでした。塵も積もれば山となる、と日本語では言いますが、教える立場にいる者には自らが学び続け、成長するための程よいチャレンジが必要なのです。小さな努力が豊かな実を結ぶ、今年は特にそう感じています。

コース
観察コースの最終課題

さて、今年度は、私にとっては学校での仕事と家庭に学びが加わった一年でした。

9月から6月までオンライン上でロンドンの母校MMIのPost-graduate Advanced Observation Diploma CourseというAMI主催の上級観察コースに挑戦したのです!

普段の生活が、おかげでいつもの二倍は充実はしていたものの、二足どころか三足のわらじを履きフル回転な日々でした。

このコスはAMI有資格者対象のものです。二週間に一度のセッションは合計で18回。週末には、課題の観察と分析記録、まとめの提出があり、日曜日の〆切の深夜零時を過ぎるとシンデレラのお話のようにカボチャになってしまいます!カボチャにだけはならぬまいと肝に銘じて、今年はこの一点に集中していました。人間その気になれば、なんでもできるものです。

教具学校では子どもたちと有意義な時間を過ごして、満足感と共に一年の幕を閉じました。そんな忙しい日々を過ごしておりましたが、モンテッソーリ心理教育学の土台である理論の更なる探求、そして、自分自身を再発見したり、見直したり。特にセッションでは、ケーススタディーの子どもの観察が奥深い広がりをみせました。そして討論を通じてたくさん学びました。

学びというものは幾つになっても可能なのですが、仕事と家庭の両立に加えての学びは流石にハードでした。でも、このチャレンジを乗り越えたおかげで、更に成長できた気がします。世界中に同じ志を持つ素晴らしい仲間に出会えたことにも心より感謝しています。

この夏はローマで姉夫婦や従兄弟たちとローカルを楽しもうと、ローマ郊外の海辺で過ごしたり、8月は家族で大好きなトスカーナ地方の海辺の森林のコテージにステイする予定です。長引く戦争の影響で未だに渡航ルートも限られていて、日本行きはオンホールド状態のまま、今年も様子を見ることになりました。来年こそは是非!と思っています。

最後になりましたが、秋にはオーストラリアの知人が主催するモンテッソーリの足跡を辿る現地ツアーに招待されました。ここでもどんな出会いがあるか楽しみです。

皆さまも素敵な夏をお過ごしください。
Buone vacanze

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