イタリアより、ボンジョルノ!

こんにちは!マリアー二・綿貫愛香です。

日本も春めいてきた頃でしょうか。ミラノでは、街中に木蓮やアーモンドのお花が咲き乱れています。輝かしい季節の到来です。写真は、ミラノのDuomo(ドゥオーモ)、大聖堂の裏に咲いている木蓮です。あまりにも美しかったので、見惚れてしまい、思わず写真に収めました。

現在、私は、北イタリアのミラノにて、バイリンガルのモンテッソーリ教育に携わっています。学校では、主に英語で子どもたちに関わり、インターナショナルな環境の中、必要であれば、保護者には英語、イタリア語、スペイン語、日本語を使い分ける日々です。プライベートでは、イタリア人の夫と中学3年生の息子の家族3人で暮らしています。

私のモンテッソーリ教育との出会いは、母親がモンテッソーリ教師だった関係から、正確に言うと幼少期にまで遡るのですが、学びとしては2000年にモンテッソーリ教育を本格的に学んだのが始まりです。そして、横浜とロンドンでAMI(Association Montessori Internationale / オランダに本部を置く国際モンテソーリ協会)公認の国際教員資格を取り、ロンドンで学校を立ち上げた後、イタリア人の現在の夫と結婚、ローマでの子育て期間を経て、ミラノでは現場に復帰しました。そして、現在に至っています。

今日、2019年3月21日の春分の日にブログを開けることを待ち望んでいました。このブログで、子どもに関することや世界の動きを敏感にキャッチして、イタリアの本場のモンテッソーリ教育の現場から、思ったこと、考えたこと、感じることなどを心のままに発信していきたい、世界とつながりたい、と言うのが私の願いです。そして、私自身も学び、皆さんと一緒に成長していきたいと思っています。

モンテッソーリ教育は、普遍性があり、希望を与えてくれる魂の教育です。私は、その本物に触れ、心が震え深く感動しました。感動というものは、ずっと残るものです。そして、願わくば、分かち合うものだと思っています。もちろん、このブログでは、専門的なモンテッソーリの心理教育学の理論の神髄にも触れていきます。そこにこのメソッドを生み出したイタリアという国と文化の精神的背景も私なりの解釈で添えていきたいと思います。

そして、今、世界で起こってることなどにもリアルタイムでアンテナを張り、一緒に考えていきたいと思っています。また「母親で在る」ことを一人でも多くの女性が祝福できるように貢献していきたいという想いであふれています。なぜかというと、母親という存在は、愛の源であり、だれにとっても人生の出発点です。その存在は、尊く、かけがえがない。ギフトそのものであり、また地球上のどこでも万国共通で、どのような時代であっても変わらない。

その体験をもっと喜ばしいものに、もっと輝かしいものにするための鍵を100年以上前にローマで誕生したモンテッソーリ教育は握っています。私自身も母であり、同時に教師であるというイタリアでのちょっと稀有な体験を活かして、優しい語り手で在りたいと思います。

そして、誰でも時として、戸惑うこともあります。生きてる限り、壁にだってぶち当たります。でも、そんなときにも私を支えてくれるもの。それは、イタリアで出会った本物の魂の幼児教育です。本物には、揺るがない価値があり迫力と美しさを備え持っています。モンテッソーリ教育から学んだそんなより善く生きる哲学が、道を照らしてくれるのです。

無限の可能性への挑戦。そんなメソッドが他にあるでしょうか。私は、2000年から世界中での様々な豊かなモンテッソーリ教育の体験を自らの内に蓄積してきました。素晴らしい恩師たちとの出会いにも恵まれました。国籍、宗教、肌の色関係なく、たくさんの子どもたちやそのファミリーに出会い、教えているようで実は、こちらも同じように支えられてきました。それらの感謝の気持ちを今、ここから何倍にもして世界へ還していきたいと思います。

なぜならば、素晴らしいことは、伝えていかなければいかないのです。伝えていく使命があります。自己教育、それは生涯続く自己完成への道のりであり、統合されていくプロセスなのです。そんな熱い想いを胸に、私なりに次につなげることができたら・・・ と願ってやみません。

星の数ほどあるブログの中でこのページに出会った一人一人の方々とのご縁にもありがとう、と感謝の気持ちで一杯です。「ああ、こんな視点もあるのか」「では、こうしてみようかしら」と思ってもらえることもこのブログの大きな目的の一つです。

そんなドキドキ、わくわくする楽しい航海を始めましょう。航海図は、マリア・モンテッソーリ博士が残してくださっています。私は、その道しるべを示唆してくださる恩師たちからの言葉を思い出しながら、目の前の子どもたちという「自然」を座標に、時には空を見上げて、星たちに導かれながらナビゲートしていきたいと思います。

毎日の子育てがもっと楽しくなる、私もあなたも、大人も子どもも共に成長する、より善い存在となっていくために。それがちょっとした自己発見につながったり、息抜きになったり、自分自身の生命を慈しむきっかけにだってなりうるでしょう。

入り口は、人様々。大切なのは、歩いて行くこと。沖から漕ぎ出すこと。そこから目の前の《小さな生命への援助》に繋がっていくのであれば・・・。私のライフワークであるモンテッソーリ教育を通じて、微力ながらも種を蒔くことによって未来に貢献していけるのであれば、こんなに嬉しいことはありません。

2019年3月21日 ミラノにて マリアーニ綿貫愛香 

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